19ears

労務職から考える採用

▼人や採用について

がっつり採用業務をしたことがあるわけではないけど、数人、自分の近くで働くであろう人に対して、面接のようなことをしたことがあります。また今の会社の特性的にも、人や採用に対して色々と考えることが多いなあと感じています。そんな労務職の目線から、平たく人材について考えてみる。完全に一個人の意見ですが、これから転職するであろう人や、同じ労務職の人、そうでない人にも読んでみてほしいなあ。

▼採用担当の目線

労務職が採用に対して何を考えているか、の前に。採用担当の人事は、結構こんな目線で見てるんじゃね?という勝手な予想。

応募している職種や業界に対して、面接に来る方がどの程度未経験か、経験者かで、採用する側が見ている世界は違うんじゃないかなと思う。未経験であれば加点式、経験者であれば減点式のことが多いんじゃなかろうか。履歴書や職務経歴書等、データを先に見た時に、経験者であればある程、勝手に採用側はハードルを上げていく。これで人柄が良くてちゃんと喋れていて、前職から弊社を受けるまでの転職ストーリーが信用に足るものであれば、最高って感じ。逆にどれだけデータ上良さそうに見えても、それ以外がダメだと、ハードルが上がった状態だったがゆえに、その反動でかなりがっくりする。

未経験の場合は、人柄と喋りと転職ストーリー重視にならざるを得ない。あまり期待していないからこそ、これらがしっかりしていれば、知らず知らず株があがってしまう。悪そうな少年が優先席でおばあちゃんに席を譲っていたら、好感度爆上がりするみたいな感じ。

あと採用人数目標も当然あるので、自分の上司や現場の部署に、この人を採用した理由を説明出来そうか?何でこんな奴採用したんだよ、と責められないか?次に誰か別の人を採用する時に、あの人が良い人っていうなら採ってもいいか、という自分への信頼感を築くのに足る人物か?という、採用担当としての自己保身とも戦っているはず。

労務職の目線

面接時に労務職が思うことは、一緒に働いた時に、労務という仕事の特性を共有認識にしながら物事を進めることが出来そうか?じゃないかな。人やお金に関わるし、それを働いている人(従業員)に納得してもらう仕事なので、正確である、丁寧であることは当然。結構イレギュラーも多いので、言われたことだけじゃなくて自分で考えて行動することができる、万が一ミスったときにも素直に対応できる、他の部署との連携も必要なので上手にコミュニケーションがとれるとか、そういった部分も必要。ここら辺はもはやビジネスする人の基本素養なのかもしれないが。

まあ実際は面接だけで見抜ききれない部分もあるので、一緒に働きながら共有認識を深めていく感じになるかと。進んで労務に応募してくるような方は大体正確さ、丁寧さは最低限兼ね備えているので、致命的な失敗をしないような仕組み作りをすれば、あとは未経験でも時間をかけて経験を積んでもらえば何とでもなる気がする。こういう場合はこういう対応をした方がいいってのは、基本的に大体決まっているし。一番厄介なのは従業員の人がお金絡みで納得できないことがあった場合。そこらへんは実際に場数を踏みながら対応の仕方を学ぶしかないので、その下地として、自分の頭で考えて対処できる人であれと思う。

▼最後に

偉そうに色々書き連ねましたが、自分ももし仮に転職するとしたら、きっとそういう目線で見られるはずなので、今出来ることの精度をあげて、出来ないことはどうすれば解決できるか修正して日々精進したい。今の課題は、本当に良い納得のしてもらい方です。がんばろう。