19ears

デジタルとどう向き合うか

▼特にスマホとどう向き合う?

思えば受験生の時から、学校のロッカーに携帯の充電器を入れて鍵をして、必要以上にいじらないように工夫したりしてましたが、社会人になってミニマリズムが段々気になるようになってきて、【もの】だけではなく【時間】も大事にしたいなと思うようになりました。コロナ渦と自分の資格試験が重なったこともあり、学生時代のように携帯と距離を置きながら、デジタルとアナログをどう線引きしようか、と考える機会が増えた気がします。

▼試験対策として

まずは実際的な話から。スマホ断ちして勉強したい時によく使っていたのがこちら。作りが軟弱すぎないポーチにスマホを入れて、チャックをしめてこの南京錠をかけるだけ。数時間設定して、手の届かないところに置いてました。Rolandも似たようなのを使っていてビビりました。結構、というか大分ミニマルな方なんですね。

 

 

こういうがっつりしたタイムロッキングコンテナは、万が一災害等あった場合にハサミとか使って力づくで開けられなさそうだったので、南京錠にしてみました。音はややうるさくてびっくりしますが、使い勝手はなかなかよかったです。今までスマホにかなり意識を持っていかれてたんだなあ、って改めて実感。何か行動したらその区切りで一旦スマホいじる、みたいに癖になってて、こんなに長時間集中してたのいつぶりだ?ってなりました(仕事以外で)。

 

 

ですが、外出時はスマホを持っていかざるを得ず。移動時間等で勉強しつつも、物理的には身軽でいたいなと思って、参考書のページを写真で撮って、カメラロールを眺めて勉強してました。簿記等の計算系の科目はこの方法は向かないので、暗記科目だけ。重い参考書をいちいち持たなくて済むので、移動時間に限らず寝る前ベッドの中でとか、出勤した時のトイレ休憩でとか、いろんなシーンで細切れに勉強してました。

ただし、スマホで勉強する場合、SNS等の他の誘惑に負ける可能性があるので、それらの通知は全部切っておいた上でグループ化して別のページに置いておく、もしくは出来れば全てアンインストールしておきたいところです。スマホ開いたらカメラロールしか見ない、という気概が必要かも。

▼時間がほしい人へ

試験を受けないような人でも、出来るだけスマホいじらないようにしたいかもって人は、スマホ用の南京錠までハードなことはしなくても、まずスマホ内のアプリを選別して、要らないものはアンインストールしてみましょう。一年に数回しか使わないアプリとか、要るか?そのポイントはそこまで大事なものか?自分の限られた時間をこれに使ってもいいのか?と心を鬼にして消していくと、結構減ります。面倒くさくても地道に消して、増やすときはずっと使うか考えてからインストールする。その考え方は、物理的なモノと一緒な気がします。

ここでアプリの絶対数を減らしておかないと、スマホ持ち上げて何かのアイコンを押す、という一連の動きは完全に習慣化しているので、その動作量や、動作が起きる可能性を減らすことができません。カラフルなアイコンが沢山並んでいると、それだけであれもこれも新着の何か面白いことが起きているかも、と勝手に期待してしまい、何となく時間を浪費してしまいがちです。

時間を奪いそうなSNSは、発信したり確認する時間を減らすために、アプリは消して、PCからしかログインしないようにしましょう。PCを持っていない人は、つべこべ言わないで買いましょう。スマホだけで全て完結させようとすると、どうしてもスマホ依存になってしまう気がします。しかもスマホは端末の特性的に、インプットすることの方が多く、アウトプットがしにくいので、ただただコンテンツを消費するだけになってしまいます。

でも、コンテンツを見るのが趣味でそれに時間を使いたいのであれば、全然良いとは思います。ただ何か自分の生活を変えてみたいなー、新しいことしたいなー、と思っているのなら、時間は絶対に必要で、そして人間は習慣化する生き物で、そこにスマホがある限り時間を常に消費させられてしまうため、デジタルにどう向き合うかは考えざるを得ないよなあと思うわけです。

こんなのも参考になります。

 

▼最後に

ここら辺まで考えると、何に時間を使いたいのか、何を大事にしたいのか、という自己分析的な部分と、デジタルとどう向き合うかということは、現在に生きる私たちにとって切り離せないことのように思います。これからもデジタルの絶対量を減らしながら、その時々で自分を見つめていけたらいいなと思います。