19ears

何かを習得するときに意識すること

最近新しい楽器の練習や、新しい分野の勉強をすることが多く、それらをする中でどうすれば早く効率的に習得できるか、自分なりに考えをまとめてみました。

▼やらざるを得ない環境に身を置く

周りの人を見ていて感じること、自分がやってみて思うことは、やっぱり強制的にやらざるを得ない環境に身を置くことだと思う。例えば英語を習得したい場合、日本人がいない場所に留学に行くこと等がいい例だと思うけど、何かしらのコミュニティに入って、期日に迫られて行動せざるを得ない状況を作ることが、きついけど最高に効く。実際自分がギターを始めた時は本当にそれで、大して弾けないけどライブに出るために必死で練習する、というサイクルを色々な方向で回していたら、成長速度はぐっとあがったように思う。人と約束して巻き込んでやるとかもそうで、あの人に迷惑を掛けられないからやらなきゃ、みたいにお互いが思えたら勝ちかと。

▼自分を客観的に見る

楽器の場合なら、自分が弾いている動画や音声を確認して自分のやばさを知るとか、勉強なら模試を受けて自分の今の順位を知るとか。自分よりもその分野をよく知っている人と話して、自分の無知を知るとかもいいかもしれない。この人これだけ知ってるのに、自分の知識これっぽっちだ…やばい、みたいに比較して自分を冷静に見つめてみるのはなかなか効くかと。ただ比べすぎて卑屈になることも多いので、そこは心のバランスが必要かも。客観的に自分を見て何が足りないか、それを埋めるにはどんな行動をすれば良いか考えて、最終的に出来るように自分を追い込まないと意味がない。

▼ニュアンスを察する

言語化しにくいし、ある程度いろんな場数を踏まないとそもそも察することが出来ないんだけど。勘所というか重要なポイントを、その周辺のニュアンスも含めて感じること。これを押さえるとそれっぽくなるとか、知っていて本当に役に立つ知識って結局こんな感じのことかも、みたいなこととか。ピンポイントでこれ!って事柄と、その周辺の空気感も含めて要点を抑える。楽器で言うなら、ギターを上手そうに弾くには右手首はこう動かせばいい、ってことだけじゃなくて、その時の腕全体の動き方や力の抜き方、ピックの振り抜き方とか周辺のニュアンスも含めて、上手な人を真似できると強い。

▼楽しむ才能には勝てない

結局努力を努力と思わない人が一番強いっていう身も蓋もないことを。後天的に楽しむ才能を身につけることは出来ると信じたい。それには成功体験が必要で、その体験が出来たら、自分のやれることが広がって更に楽しいはず。そんな風に好循環に入れるまでが大変なんですが、そこまでは上記のような方法論で頑張ってみませんか、っていうご提案。頑張ろう。